転職前の下調べをしてマウンティング女子のいない職場へ

人間関係は重要

職場における人間関係は、仕事をするうえで大きな影響を与える部分です。仕事をしに行く場所なので人間関係は無関係、と考える方もいるかもしれません。たしかに会社は仕事をしに行く場所であり、友達関係を作りに行く場所ではありません。しかし、職場の人間関係が険悪だと、結果的に良い仕事ができなくなるケースは往々にしてあるものです。
職場の人間関係は、ワークエンゲージメントを左右するといわれているほど重要な要素といえます。マウンティング女子というものはとにかく張り合ったり格付けしたりして、人間関係をこじれさせる要因を作りがち。そのマウンティング女子と日頃まったく顔を合わせないほど無関係な部署であったとしても、そういう人材が在籍する職場はやはりどこかに歪みが生まれます。
意見交換がしやすいこと、互いに協力しやすい環境であることなどは職場の人間関係を左右し、さらにその先にある仕事の生産性やパフォーマンスに影響を与えます。マウンティング女子などいない職場が望ましいことは言うまでもありません。

離職率を要チェック

世の中には人材の定着率が良い職場と悪い職場があります。その定着率が何を表しているのかというと人材の入れ替わりであり、離職率からその状況を調べることができます。
離職率が低い職場は定着率が良い職場であり、離職率の高い職場は定着率が低いことになります。離職率が高いということは、長く勤めることが困難になるような何らかに理由があることを意味します。そのなかにありがちな理由には、人間関係が挙げられます。ほかにもサービス残業の多さや業務内容に対する給与の低さなどいろいろな理由が考えられますが、人間関係が理由に含まれるケースは多いようです。
離職率は、もちろん求人票には掲載されていません。ですが、ハローワークや就職四季報などで調べることが可能です。就職四季報には離職率や有給休暇の取得率など幅広い内部の情報が掲載されているので、調べてみる価値はあるかもしれません。また、インターネットで職場の口コミを調べることも有効と考えれます。

求人票で見えない部分を知るには

離職率や人間関係など求人票で見えない部分を知るためには、職場の内部事情を網羅している転職エージェントを頼る方法もあります。転職エージェントは企業側と直接的なやり取りをしているため、内情に精通していることが強みです。
ハローワークをはじめとする機関では、特定の業界に限らず幅広い求人を網羅していることが特徴です。一方、転職エージェントは特定の分野に特化しているところも多く、さらにキャリアアドバイザーはその特定の業界出身者というケースも多々あります。業界・職種に精通しているだけでも求職者にとっては心強いですし、企業側の内情を把握しているとなれば人間関係も事前に知りやすいでしょう。
転職エージェントを頼るのも、求人票で見えない部分を知る方法の一つです。